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マーク・ピーターセン著『ニホン語、話せますか?』では,数人の英語教育者や翻訳者を槍玉に挙げて批判しているが,柴田元幸と高橋浩だけは絶賛している。
柴田元幸といえば,英語翻訳者に疎い自分でさえ知っている著名な翻訳者だ。高橋浩はヘミングウェイの新訳や『ハンニバル』などがある(らしい)。 以前読んだ岩波新書の『翻訳者の仕事』を再読していたら,両者とも執筆していることを知った。巻末の執筆者紹介に「翻訳書、この1冊」という項目があって,柴田元幸がリチャード・ブローティガンの『アメリカの鱒釣り』を挙げていた。よく見ていくと,岸本佐知子が同じ作家の『西瓜糖の日々』を挙げていた。訳者は藤本和子。リチャード・ブローティガンも訳者である藤本和子も以前は興味がなかった。以下のような本人たちの寸評を読んでしまうまでは。 柴田元幸は 「何といっても藤本和子さん訳のリチャード・ブローティガン『アメリカの鱒釣り』(晶文社、新潮文庫)。リズム、ユーモア、軽妙さ、それらすべての底を流れる悲哀、それが全部ちゃんと翻訳の文章でも伝わりうることがわかって仰天しました。」 といい, 岸本佐知子は 「リチャード・ブローティガン『西瓜糖の日々』(藤本和子訳、河出書房新社)。学生時代にこの本と出会っていなかったら、今ごろはまちがいなく別の人生を送っていたでしょう。」 といっている。 ううう,藤本和子とは何者ぞ?
by Pariszoukonu
| 2010-05-04 13:18
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